タイミング法

基礎体温グラフと検査薬

不妊治療の中で一番手軽な方法です。
タイミング法とは、女性がもっとも妊娠しやすい排卵直前にタイミングを合わせて性行為をする方法です。 この治療法は不妊治療で一番最初に取り入れられ、無精子症や卵子の空胞など自然妊娠をしない不妊症でなければこれで解決するケースが多いです。 タイミング法は女性の排卵日を正確に予測することから始まりますので、基礎体温や排卵検査薬でLHサージと呼ばれる脳下垂体から分泌される黄体化ホルモンが大量に分泌される日を測ります。
LHサージが確認されると翌日か翌々日が排卵日になります。 生理周期が安定している方の場合は特に排卵検査薬を用いなくても、低温期から高温期に移行する時期にLHサージが起きますので、簡単に排卵日を予測することが出来ます。 排卵検査薬は自宅で簡単に行える検査キットもあります。 尿に含まれるLHを測定する妊娠検査薬のようなものですが、血液中のLH検査を測定する方法に精度では劣ります。
正確に排卵日を予測するには超音波検査という、超音波を出して身体の中をモニターする方法もあります。 これは超音波を出す器具を膣内に挿入して卵胞が十分に成熟しているかを測定し、排卵される日を予測する方法です。 排卵日が予想できたら、そのタイミングに合わせて性行為を行います。